脳卒中   平成18年1月30日   小野田内科

脳卒中とは、が原因で(突然)(あたる、たおれる)という病気です。最近は血管が

原因であることが分かっていますので、脳血管障害といいます。この障害は、2種類に分かれま

す。すなわち血管がつまる(梗塞)か切れる(出血)かです。

 

脳梗塞  脳卒中の治療最前線 http://www.ne.jp/asahi/ueda/stroke/

  脳に分布する血管は前と後ろ、左右と合計4本です。前は顎の下のところでドキンドキンと

いってる総頚動脈で、脳の手前で内頚動脈と脳の外へ行く外頚動脈に分かれます。動脈硬化が

きつくなってくると、ときどき意識がおかしくなったり、言葉が出なくなったりして、またなおった

りします。これを一過性脳虚血発作(TIA)といいます。なおらなくなると脳梗塞といいます。また

しばしば最初からなおらない梗塞になることも多いです。詳しく話を聞いてみるとTIAがあった

ことにきずかれる事がほとんどです。

  後ろの血管は、頚椎の中をのぼって脳の後ろ1/3を還流している椎骨―脳底動脈といいます。

この動脈は椎骨が老化変形して、そこで圧迫されることもあります。もちろん動脈硬化もよくあり

ます。この血管は、後大脳動脈となって終わりますが小脳、橋、延髄など古い、生命維持に重要な

ところを還流していますので、つまるとめまい、立てない、呼吸が出来ないなどの重要な症状を

発現します。

 

 原因  脳梗塞の原因は2つに別れます。

  1梗塞 老化して、コレステロールが血管の壁に溜まりその場でつまるものです。朝なかなか

起きてこないので,見に行ったら息をしていなかったというのがこれです。

  2栓塞 どこかに出来た塊が転がってきて、狭い場所につまったというものです。栓子

出来る場所は、総頚動脈のことが多く、つまるのは中大脳動脈が最も多いでしょう。中には心臓

の中で出来て中大脳動脈につまるものもあって、これは、心房細動といって、心臓の一部が、

チリチリと非律動的に収縮して血球の集まりが出来てしまい、あるとき流れ出てきて、狭い血管に

つまるものです。病気の始まりは、急で、重症のことが多いです。長島監督のがこれだと新聞に

出ていました。

 

症状

運動麻痺 典型的な場合、右手足あるいは左手足が動かなくなります。これを片麻痺といい

ます。重症な場合だらりと下がってしまいます。軽症な場合、経験ある医師のみが発見できるもの

です。長い時間が経つと、ひじを曲げて足が伸びた形でかたく(痙縮)なります。片麻痺に反対側

の方向を見れない(眼筋麻痺)または反対側の
顔の麻痺(顔面麻痺)を伴った場合これを交代性

麻痺といい中脳、延髄に病巣があることを示しています。

 

知覚麻痺 典型的な場合は、運動麻痺と同じ領域に感覚がなくなります。筆や針、また振動子

で触って分かるかどうかを調べますが、分かりません。逆に敏感になっていたり、嫌な感じに感じて

しまうこともあります。(たとえば視床痛)
 

 

腱反射亢進 打腱器というゴム製のハンマーで、あちこちの腱を叩きます。病側の手足では、

激しく反応(亢進)します。

 

治療

血管がつまるとその先の血管と還流されていた脳が、壊死してしまい水になって吸収されてしま

います。その先の脳が元どんな役目を担っていたかによって、症状が決まってしまいます。治療の

早期の目標は、つまってから細胞が壊死する前に再解放することです。1つには血液が固まらない

くすりを全身に与えます。あるいは細いカテーテルをつまった血管の辺りに持っていって薬を与え

ます。ただしこの場合事件が起こったのがいつか、はっきりしないといけません(3時間以内とされ

ています)。もし血管が崩れてしまった状況でこの治療をすると、そのあたりから出血(出血性梗塞)

して、こんどは脳出血の治療に変更しなければなりません。

早期を過ぎてしまった治療の要点は、動かなかったところを動くようにすることです。がもともと

の細胞は壊死してしまっているので、その他の細胞が代わりをしてくれるのを待つわけです。これを

リハビリテーションといいます。運がよければ前と同じ程度になることもあります。

その後 症状が固定してしまった後の治療は、長く際限がありません。問題は、脳梗塞が起こり

うる状態は変わっていないことです。なぜ血管がつまったのか良く確認をして、高血圧の人、コレス

テロールが多い人、アルコールが多い人、糖尿病の人など根本原因を解決してください。もちろん

これらは生活習慣病といわれるようにいつまでもいい状態を続ける必要があります。何ヶ月続け

たから良いというものでもありません。


脳出血
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